日本人初?!オーストラリアのローカルチームでソフトボールチームに参戦!
- 2018.01.24
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海外のローカルチームでソフトボールをしながら、東京オリンピック代表選手を目指すアスリートライターの本庄遥(@number_1h)です。→アスリートライターとは?
みなさんは、世界ソフトボールランキングをご存知ですか?
2015年〜世界野球ランキングに続き、世界ソフトボールランキングが出るようになりました。
世界ソフトボールランキングが公開された当時、オーストラリアは世界ランキング3位でした。
フィジカル的にも非常に強く、北京オリンピックでも銅メダルを取る実力があるチームです。
そんなに強いチームであるにも関わらず、日本人から渡航して現地のローカルチームに所属してソフトとボールをしている人がいるという情報は、ネット上に全くありませんでした。
私がオーストラリアに渡航することを決意したとき、オーストラリアのソフトボール事情が全く分からず非常に苦労しました。
その経験から、これからオーストラリアのソフトボール事情について書いて、私のようにオーストラリアでソフトボールをしたい人たちの手助けになれたらと思っています。
オーストラリアでソフトボールをしてみて思ったこと、感じたことをまとめているので読んでみてください。
紫外線が強い
からだつきが全然違う
日本だと、大型バッターは165~170㎝くらいです。
オーストラリアの人たちは、縦にも横にも大きい人が多く、ピッチャーが投げたボールをいとも簡単に外野に飛ばします。
私が初めてオーストラリアで試合をしたとき、日本で通用していたコースを投げても簡単にヒットにされてしまいました。
特にピッチャーは、対日本人の攻め方から対オーストラリア人の攻め方に変えないといけません。
体つきが違うので戦略が全然違う
日本では「低めに集めなさい」と仕切りに言われて来ましたが、オーストラリアでは、日本にいたときほど低めを意識することは大切ではありません。
それより大切なことは、「いかにバットに当てさせないか」です。
どういうことかといいますと、日本人の多くは「打たせて取りなさい」と言ってきましたが、オーストラリアではそれがほとんど通用しません。
体格もいいので、バットにボールが当たるだけで芯に当たらなくても簡単にヒットを打たれてしまうのです。
私自身、17年間チェンジアップとストレートしか投げずにここまで来ました。
しかし、オーストラリア人にはこの2つの変化球だけでは勝つことが難しいんですよね。
初めての試合で、英語もろくに話せない中試合をして、キャッチャーにライズボールを要求されました。
その後も、かなりの頻度でライズボールを要求されるようになり、試合の中で投げていくうちにライズボールを投げれるようになりました。
もし、海外でソフトボールをしたいピッチャーの人は、ライズボールを練習することをお勧めします。
オーストラリア人は、ボールを飛ばしたい意欲が高い人が多い分、かなりの確率でライズボールで空振りを取ることができます。
メリハリがある
試合後は特別長いミーティングもなくサッと終わってみんな帰ります。
せっかくの試合だったしスコアを取らせていただいたのですが、日本のスコアと全然違うから読みにくい。
現在の活動
私がオーストラリアに来る前、友達や先輩後輩たちが「ソフトボールをしたかったけど実業団受からなかった」「実業団のチームに合わずにやめてしまった」という意見をたくさん聞いてきました。
一緒に頑張ってきた仲間がソフトボールをどれだけ好きだったかは、チームメイトである私が一番わかっています。
そんなキラキラして続けていた人たちが、ソフトボールを止める姿をたくさん見てきました。
オーストラリアで初めてソフトボールをして思ったことは、
この場所だったら誰でもソフトボールを続けられる
ということです。
自分に合ったレベルでソフトボールを続けられるだけでなく、そのチームに合わなかったら別のチームにで続けることができますし、リーグもたくさんあるのでいろんな場所で試合ができます。
この環境を日本人の未来のソフトボーラーたちにまずは知ってもらい、ソフトボールを続けたい人が続けられる環境を世界中に作るために活動しています。
しかし、現実的な問題として資金が足りない状態です。
現地でアルバイトをしたり、奨学金を借りたりしながら生活してきました。
もし、私の活動に協賛していただけるのであれば下記のURLから飛んでいただきご支援、応援していただけると幸いです。
今後ともよろしくお願いいたします。
はるか
東京オリンピックへ向けて。〜プロへの挑戦〜
私は2020年3月10日からソフトボール世界No. 1の国であるアメリカのプロソフトボールチームに入団テストを受けに来ています。
身長は154㎝で体格は決して恵まれていません。
中学時代全国大会でベスト4、高校のインターハイで優勝、大学の関西リーグでは、防御率0で最優秀投手賞を受賞。
しかしながら、日の丸を背負って投げた試合は、日韓交流戦のたった一度だけ。
防御率はいいものの、決して三振をバンバン取れるピッチャーではなく、同年代の中でも目立ったピッチャーではありませんでした。
立命館大学に入学し、1回生の秋からほとんどの試合を任せてもらうようになり、エースとしてマウンドに立ち続けてきました。
しかし、過度な投球が原因で肩を負傷。
上野さんたちが戦っている日本ソフトボール界の頂点である「実業団」に挑戦するイメージはどんどん消えてきました。
ある日、夢の中でアメリカのプロリーグにスカウトされました。
夢を見たことがきっかけで海外でソフトボールを続けることを決意。
2017年11月からオーストラリアのブリスベンに1年半ソフトボール留学し、QLD州(ソフトボールが最も盛ん地域)U23の代表に選ばれました。
オーストラリアで、自分のピッチングが通用したことが
自信になり、ソフトボール世界No.1のアメリカで、プロを目指すことを決めました。
人間、諦めなければ必ず夢は叶うと信じてここまで取り組んできました。
アメリカのプロになる事は、決して簡単なことではありません。
しかし、どうしてもこの夢を叶えて日本人初のプロソフトボール選手になりたいのです。
そして、日本から私以降にアメリカでプロになる選手を増やし、日本の競技力向上を図ります。
私のファンクラブにて、今後の展望をお伝えしておりますので、是非ご覧ください。
このファンクラブは、みなさんと一緒に夢を追いかけるためのコミュニティです。
ぜひご入会いただき、一緒に夢を追いかけてみませんか? ファンクラブはこちらから
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