原点回帰
- 2018.03.21
- softball

今回は、オーストラリアに来て様々な方に取材をしてもらう中で今の自分が本当にやり遂げたいことについて自分と向き合って考えてみました。
オーストラリアに来てから、何かが邪魔して言えなかった「東京オリンピック」という言葉。
きっと大学で自信を無くしていました。
そして、一番信じてあげなきゃいけない自分が自分を信じてあげられていませんでした。
未来のソフトボーラーに対してフォーカスし過ぎて自分の時間を削り過ぎていました。
「東京オリンピックに出たい。」
その目標があるなら、誰もが日本のトップリーグを目指します。
日本で推薦されるからです。
大学を卒業して、そのまま実業団に行けたとしても簡単に大型選手たちの呑まれてしまうことも感じました。
あえて私がオーストラリアに来た理由は、「体が小さくても海外の選手と戦える」ということを日本に証明する為でした。
端から見れば遠回りでも、私にとっての最大の近道でした。
正直、今までソフトをやって来て間違いなく身長では損をしました。
どれだけ活躍しても、未来がないと思われてしまっているかのように代表選手に呼ばれない日々。
簡単に行ける場所じゃないことも分かっています。
身近にいるすごい選手が沢山代表に選ばれる中、JAPANのユニフォームを着たのも1度だけ。
本当はすごく悔しかった。
やっと成し遂げた日本一の後に、ソフトボールマガジンの表紙にも載り、星野さんが書いた連続写真にも載りました。
それでも、代表選手には選ばれなくて。
その時は、うちのピッチャーの中からが誰も選ばれず選ばれたのは大型の選手ばかりで。
今までもどうすれば代表選手になれるのかもずっと考えて来ました。
そうするうちに、どう頑張っても入れないのでは無いかと不安も感じ、「いいピッチャー止まり」も感じました。
このままでは海外の選手を倒せるのかどうかすらわからないままソフトボール人生が終わってしまう。
そんなの納得いかない。
そう思うようになっていました。
しかし、ここ最近の私は自分が感じた日本にある海外の情報の少なさに焦りを感じ、一刻も早く届けなければならないという気持ちが先走っていました。
これも事実です。
ここ最近は体より頭を動かしていました。
沢山の人に伝えたいからです。
しかし、私のプレイヤーとして応援してくれている方が沢山いるのにも関わらず、自身の目標を犠牲にしていたようにさえ思います。
まずは、自分自身がオーストラリアで結果を残し続けることが最優先です。
一プレイヤーの最低限の仕事です。
体が小さいことが原因でオリンピックを目指せない人なんていません。
それを私が証明します。
オーストラリアの情報は、これからも伝え続けます。
しかし、もっと自分と向き合い目標を達成する事を成し遂げます。
体が小さいことは不利かもしれません。
でも、同じ人間です。
成し遂げられると思えば、やれます。
それをまずはオーストラリアで証明して来ます。
先日優勝した母校の創志学園のように。
私は
小柄でも海外の大型バッターを倒せる事を証明します
再来週からまたシーズンが始まるので、楽しみにしていて下さい。
これからも応援よろしくお願いします。
東京オリンピックへ向けて。〜プロへの挑戦〜
私は2020年3月10日からソフトボール世界No. 1の国であるアメリカのプロソフトボールチームに入団テストを受けに来ています。
身長は154㎝で体格は決して恵まれていません。
中学時代全国大会でベスト4、高校のインターハイで優勝、大学の関西リーグでは、防御率0で最優秀投手賞を受賞。
しかしながら、日の丸を背負って投げた試合は、日韓交流戦のたった一度だけ。
防御率はいいものの、決して三振をバンバン取れるピッチャーではなく、同年代の中でも目立ったピッチャーではありませんでした。
立命館大学に入学し、1回生の秋からほとんどの試合を任せてもらうようになり、エースとしてマウンドに立ち続けてきました。
しかし、過度な投球が原因で肩を負傷。
上野さんたちが戦っている日本ソフトボール界の頂点である「実業団」に挑戦するイメージはどんどん消えてきました。
ある日、夢の中でアメリカのプロリーグにスカウトされました。
夢を見たことがきっかけで海外でソフトボールを続けることを決意。
2017年11月からオーストラリアのブリスベンに1年半ソフトボール留学し、QLD州(ソフトボールが最も盛ん地域)U23の代表に選ばれました。
オーストラリアで、自分のピッチングが通用したことが
自信になり、ソフトボール世界No.1のアメリカで、プロを目指すことを決めました。
人間、諦めなければ必ず夢は叶うと信じてここまで取り組んできました。
アメリカのプロになる事は、決して簡単なことではありません。
しかし、どうしてもこの夢を叶えて日本人初のプロソフトボール選手になりたいのです。
そして、日本から私以降にアメリカでプロになる選手を増やし、日本の競技力向上を図ります。
私のファンクラブにて、今後の展望をお伝えしておりますので、是非ご覧ください。
このファンクラブは、みなさんと一緒に夢を追いかけるためのコミュニティです。
ぜひご入会いただき、一緒に夢を追いかけてみませんか? ファンクラブはこちらから
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