代表選手になって感じた日本の技術の高さ。
- 2018.08.15
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オーストラリアでソフトボール留学をしているアスリートライターの本庄遥です。
先日は、WBSCソフトボール世界選手権大会がありましたね!
そのときに書いた記事は日本のピッチャーのことを書いていたのですが、今回は今日初めてオーストラリアのRedlands代表選手になって感じた日本のレベルの高さについて書いていきたいと思います。
日本はめっちゃ声を出す
「声を出す」とは、応援の声のこと指している訳ではありません。
日本の指導方法の一環として、「ボールが飛んだ場所に声をかけろ」「間のボールは声かけしてどっちがとるか決めろ」「ランナーがどういう動きをしているのかを声をかけろ」とプレーに対する指示を出す声の出し方を徹底的に教えられてきました。
私は今でもその癖がついていて、ピッチャーをしているときは常に「サード!」「OKOK!」「4!4!」とどこにボールを投げるのか、誰のボールなのかを指示することが当たり前になっています。
こないだ初めて、オーストラリアで1、3塁の練習をしましたが、もう日本とは全く違った風景でした。
キャッチャーがサインを出して、その場所に投げてタッチするだけ。
周りも動きをあまり気にする様子もなく、やはり日本は一つ一つのプレーに対する詰め方に徹底していることがわかりました。
投げるボールが正確
日本のチームの守備が堅いのは、常に正確に投げる練習を日頃から意識して行っているからだと思います。
幼い頃から相手の胸に投げる練習をしてきた子たちにとって、日本人の強みでもあると思います。
ソフトボールの楽しさ→勝つことの楽しさに移行できたら一番育ちやすいように思います。
日本のソフトボールの技術×オーストラリアのソフトボールの楽しみ方をうまく融合させることができれば強いチームが出来上がる気がします。
話し合いができるチームが強い
これは日本、オーストラリア関係なく感じたことですが、話し合いがしっかりできているチームは強いです。
特に日本でいうと後輩→先輩に意見を言えるチーム、言える環境を作れているチームは強いです。
同級生はいいやすい、先輩→後輩もいいやすい。
英語と比べた時の日本の一番高い壁は、上下関係の壁だと思っています。
これさえクリアできれば、どれだけ学年が離れているチームでも話し合いができる環境が作れるようになると思います。
将来的に敬語一切禁止のチームとか作ってみたら面白そう。
いいところと悪いところをお互い言い合えるチームに
チームを強くしたいならみんなが強くなりたいなら、上級生下級生、キャプテン等の役職関係なく言い合えるチームが間違いなく強くなります。
お互いが言い合える、指摘し合えるチームを作って行くことが必要です。
はるか
東京オリンピックへ向けて。〜プロへの挑戦〜
私は2020年3月10日からソフトボール世界No. 1の国であるアメリカのプロソフトボールチームに入団テストを受けに来ています。
身長は154㎝で体格は決して恵まれていません。
中学時代全国大会でベスト4、高校のインターハイで優勝、大学の関西リーグでは、防御率0で最優秀投手賞を受賞。
しかしながら、日の丸を背負って投げた試合は、日韓交流戦のたった一度だけ。
防御率はいいものの、決して三振をバンバン取れるピッチャーではなく、同年代の中でも目立ったピッチャーではありませんでした。
立命館大学に入学し、1回生の秋からほとんどの試合を任せてもらうようになり、エースとしてマウンドに立ち続けてきました。
しかし、過度な投球が原因で肩を負傷。
上野さんたちが戦っている日本ソフトボール界の頂点である「実業団」に挑戦するイメージはどんどん消えてきました。
ある日、夢の中でアメリカのプロリーグにスカウトされました。
夢を見たことがきっかけで海外でソフトボールを続けることを決意。
2017年11月からオーストラリアのブリスベンに1年半ソフトボール留学し、QLD州(ソフトボールが最も盛ん地域)U23の代表に選ばれました。
オーストラリアで、自分のピッチングが通用したことが
自信になり、ソフトボール世界No.1のアメリカで、プロを目指すことを決めました。
人間、諦めなければ必ず夢は叶うと信じてここまで取り組んできました。
アメリカのプロになる事は、決して簡単なことではありません。
しかし、どうしてもこの夢を叶えて日本人初のプロソフトボール選手になりたいのです。
そして、日本から私以降にアメリカでプロになる選手を増やし、日本の競技力向上を図ります。
私のファンクラブにて、今後の展望をお伝えしておりますので、是非ご覧ください。
このファンクラブは、みなさんと一緒に夢を追いかけるためのコミュニティです。
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