本庄遥ファンクラブ

本庄遥のピッチャー理論

本庄遥のピッチャー理論

 

今回は私なりにのピッチング理論を書いてみました。

本で読んだこと、周りから聞いたこと、現在これを読んでくださっている方の中には間違ってる!と言われることもあるかもしれません。
今回は16年間現役を一度も降りずに投げ続けてきた私が思うピッチャー理論をまとめていきたいと思います。

…だからできない。ではなく…だから工夫する。

体格編

私の身長は22歳現在154㎝で中学生の段階でほぼ止まりました。
そこから何回言われたか数えきれないほど、「身長が低いのにすごいね」「身長がもう少し高かったらな…」など体格に恵まれないという様な言われ方を何度もされました。

でも、ここまできて身長のせいでいいボール投げれなかったなぁと思った経験一度もないんですよね。笑
もしかしたら、理論的に身長が高い子が80%の力で投げられるスピードのボールがが私の身長だと100%出さないと投げられないみたいなこともあるかもしれません。
でも私からしたら、「だから何?」って話なんですよ。笑

じゃあ私が80%で投げられる様なフォームを生み出せばいいし、100%で投げ続けてもバテない体づくりをすればいい話です。
結局身長のせいにしているのは言い訳なんですよね。
今までピッチングをしている中で、できなかったことはありません。

スピード編

正直私のボールは実業団の平均スピードとは比べ物にならないくらい遅いです。
実業団の人たちは簡単に100キロを超えるボールを投げる選手がゴロゴロいます。
それに比べて、私は90キロでたらいい方。

今までのソフトボール人生の中で、スピードを速くしようと思ってした練習でいい思い出がないし、日々投げている中で自分にとってスピードより大切なものがあるなと感じました。
現状これ以上速いボールを投げたいと思ったことは一度もありません。
スピードが勝利に比例するとも思わないので。

あまりスピードをあげることにフォーカスはする必要はないと思います。
ある程度のところまでは、フォーム修正をしながら投げることでスピードは自然と上がります。

メンタル3割コンディション3割技術2割、あとは運。

気持ちで押して何度試合を勝ったか。
気持ちで押せなくて何度勝てる試合を落としたのかわかりません。
それくらい、メンタルって大事だなと思います。

それと同じくらい大事なのはコンディション。
どんだけ練習しててもコンディションが悪ければ試合に勝てません。
体調不良、怪我は技術を半分以下にしてしまいます。

技術って試合のときにはどうしようもできないし、どんなにいい力を持っていてもメンタル面で弱気になっていたら勝てません。
試合中は、ぶっちゃけ2割だけしか効果ないんだしあとは強い気持ちを持つ練習とコンディションを整えることに徹します。

で、最後は本当に運です。
神様を信じる信じないは別として、私たち競技者が戦うときには必ず「ジャッジマン」がいますよね。
彼らも公正公平にみていると言っても、人は人です。
間違える時もあります。
この間違えすら味方につけてしまえるピッチャーが一流だと思います。

練習は自由だった方が伸びる

ピッチャーの走り込みは正味メンタル強化

ピッチャーって走り込みってイメージ未だにあると思いますが、私はいっつも走り込みはメンタル強化だと思ってやってました。
足を強化したいなら筋トレの方が間違いなく効率いいし、走り込みをさせられるときは基本メンタル強化だと思ってやってました。

自分で走るときは、 踏み込み足とか蹴り足とかを意識して走ったりすることはあります。
でもほとんど試合当日の最終確認だったり、そこまでたくさん走りまくるということはありません。

だから走り込みは私の中でメンタル強化ですね。

必要だと思ったことをやった方がピッチング良くなる

高校から本格的に筋トレを取り入れてピッチングをしていましたが、大学時代に決められたメニューをしないといけなくて、耐えられませんでした。
何が耐えられなかったかというと、数だけこなすトレーニング、個々に合わせた重さもあまり把握しないままやり続けなければならない、これをすることでどこがどのように良くなるのかもあまりよくわかっていない状態で行うことが耐えられませんでした。
今思えば、学校、普段の練習、アルバイトで一杯一杯になっていたと思います。

オーストラリアに来てから、全体の練習時間がほぼ0時間になりました。
自分のパフォーマンスが落ちるのが嫌だったり、体をもともと動かすのが好きだったこともあり今ではほぼ毎朝ジムに通うようになりました。
大学時代あんなに嫌だったのに…今でも信じられません。

ただ今の自分のパフォーマンスを考えると、今までの人生の中で一番いいボールが投げれているように感じます。
自分で取り組んだトレーニングほど身につくものはこの世に他にありません。

楽しみながら投げるピッチャー最強説

勝った時の私はいつも試合の中で笑っています。
負けた試合の反省は「責任感を感じすぎること」ばかりです。
誰も望んでいないのに、勝手に私がチームを勝たせなきゃ!という思いが強くなりすぎてしまいます。
楽しんで投げられた日は勝ち試合になるし、逆に相手のピッチャーが楽しそうに投げていると怖いですね。笑

このことを考えているのはもしかしたら私だけかなとか、私の思い込みかなと思っていました。
ついこないだの大会を通じて楽しみながら投げることを肯定してくれたのが、アボット選手でした。
彼女はソフトボール自体を本当に楽しんでいてソフトに関わる人をかなり大切にしています。

私が送ったメッセージに対しての返信率はほぼ100%。
英語で送っていることもありますが、あれ程ファンを大切にしてピッチングの楽しさを知っているのは彼女がナンバーワンだと思います。

最後に

ピッチャー理論読んでくださってありがとうございました。
誰かにわかってほしいというわけでもないです。
ただ、ピッチャーをやっている人に見てもらって少しでも私にも一流になれるチャンスあるかな?とか、うまく投げれるようになるかも!と思ってもらえたら嬉しいです。

一緒に頑張ろう。

はるか

 

 

東京オリンピックへ向けて。〜プロへの挑戦〜


私は2020年3月10日からソフトボール世界No. 1の国であるアメリカのプロソフトボールチームに入団テストを受けに来ています。

身長は154㎝で体格は決して恵まれていません。


中学時代全国大会でベスト4、高校のインターハイで優勝、大学の関西リーグでは、防御率0で最優秀投手賞を受賞。

しかしながら、日の丸を背負って投げた試合は、日韓交流戦のたった一度だけ。

防御率はいいものの、決して三振をバンバン取れるピッチャーではなく、同年代の中でも目立ったピッチャーではありませんでした。
 
立命館大学に入学し、1回生の秋からほとんどの試合を任せてもらうようになり、エースとしてマウンドに立ち続けてきました。

しかし、過度な投球が原因で肩を負傷。

上野さんたちが戦っている日本ソフトボール界の頂点である「実業団」に挑戦するイメージはどんどん消えてきました。

ある日、夢の中でアメリカのプロリーグにスカウトされました。

夢を見たことがきっかけで海外でソフトボールを続けることを決意。

2017年11月からオーストラリアのブリスベンに1年半ソフトボール留学し、QLD州(ソフトボールが最も盛ん地域)U23の代表に選ばれました。
 
オーストラリアで、自分のピッチングが通用したことが
自信になり、ソフトボール世界No.1のアメリカで、プロを目指すことを決めました。
 
人間、諦めなければ必ず夢は叶うと信じてここまで取り組んできました。

アメリカのプロになる事は、決して簡単なことではありません。

しかし、どうしてもこの夢を叶えて日本人初のプロソフトボール選手になりたいのです。

そして、日本から私以降にアメリカでプロになる選手を増やし、日本の競技力向上を図ります。

私のファンクラブにて、今後の展望をお伝えしておりますので、是非ご覧ください。

このファンクラブは、みなさんと一緒に夢を追いかけるためのコミュニティです。

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