海外ソフトボール留学をしたい方必見!〜オーストラリアのソフトボール環境が最高な件について〜
- 2018.09.01
- softball

世界を飛び回るソフトボール選手の本庄遥(@number_1h)です。プロフィールはこちらから。
幼い頃からソフトボールを始め、高校生や大学生になる頃。
自分自身の実力を知ったり、もっと挑戦したいという衝動に駆られる時がありますよね。
しかし、国内のソフトボール選手の人数に対し、ソフトボールを続ける環境があまりにも少ないことを痛感します。
そんな中、私は新しいソフトボール環境を探しに「海外」という新しいフィールドを見つけました!
今回はその中でも特にオーストラリアのソフトボールに特化してお話ししていきたいと思います。
サマーシーズンとウィンターシーズンに分かれている
私がオーストラリアでソフトボールをしていたのは、約1年半。
QLD州のブリスベンという地域でソフトボールをしていました。
ブリスベンは年がら年中暖かい気候ということもあり、オーストラリアの中でもソフトボールがかなり盛んな地域。
チームはサマーシーズンとウィンターシーズンで分かれてはいるものの、年中ソフトボールをしているのはQLD州ならではとも言えます。
ブリスベンシティからバスで15分のDowney Park(夏のシーズン)
サマーシーズンにブリスベンでソフトボールをしようと考えている方は、「Saints」というチームがオススメ。
シティから約15分のところにある、「Downey Park」で練習や試合をすることができます。
日本と季節が真逆なので、シーズンは10月ごろ〜3月中旬ごろまでです。
コートはメイングランド2コートで内野が土になっている場所があり、その他にもサブグランドが6つ以上あります。
練習のときは、室内のティー台を使って打ち込んだり、メイングランドを使ってノックや実践練習も行います。
ブリスベンシティから電車で1時間ほどの場所にあるFellmonger Park(冬のシーズン)
ウィンターシーズンでソフトボールをしたい方は、Redlandsにある「sharks」をオススメします。
Fellmonger Parkという公園で、練習や試合を行います。
場所はシティから少し離れており、電車やバスで行くと1時間以上かかります。
Downey Parkと比べると少し交通の便では不便に感じますが、代わりにバッティングマシーンがあり、誰でも自由にレンタル可能になっています。
お金的には30分20ドルほど。
バッティングマシーンは二台設置されており、ボタンを押せば勝手に始まるので(バッティングセンターみたいなシステム)チームメイトと一緒に行けば1人5ドルほどでしっかり打ち込めます。
メイングラウンドは4つあり、ちびっこからシニアまで同じ時間帯に効率よく試合が行われています。
オーストラリアのグランドの特徴
サマーシーズンとウィンターシーズンでの大きな違いは、気候とチームの変更です。
日本では、年がら年中同じチームで戦うことが多いのですが、オーストラリアはどのスポーツも基本的に夏と冬でチームが変わります。
人によっては、夏は休んで冬場だけソフトボールをしたり、半年ずつ他の競技に打ち込む人もいます。
また、毎年強制参加ではないので、一人ひとり自分のペースでソフトボールができるのもオーストラリアならではの魅力です。
マウンドがタータン
ピッチャーの方に特に教えておきたいことは、マウンドがタータンだということです。
私の感想としては、慣れたら土よりも投げやすいですが、始めはツルッと滑りそうで怖かったです。
雨の日はかなり滑るので、気をつけて投げなければ行けません。
もし雨でも試合を継続させて、ピッチャーが滑って投げられなくなった場合、横の土の場所から全くまっすぐじゃない場所から投げさせられることもあるので、頭に入れておきたいところですね。
ウィンターリーグとサマーリーグで他の競技とグランドをシェアする
日本だと全ての競技がオールシーズンなので特別決まりはありませんが、オーストラリアは季節によってこのグランドはどの競技が使うのかが決まっています。
特に陸上ホッケーは上記二つのグランドでもよく行われており、興味がある人は見に行って見ても楽しいですよ。
留学する前に知っておいてより良いソフトボール留学生活を。
私自身が留学する前は、グランドのイメージも全くわかないまま留学してしまい、正直慣れないことだらけ+英語で何言ってるのかわからないことが多すぎて苦労しました。
少しでも留学前に現地での留学に興味がある人は、記事を読んだり直接連絡をもらったら質問にもお答えします。
どなたでもお気軽にどうぞ!
→海外のソフトボールに関してのご質問・ご相談はこちらから。
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東京オリンピックへ向けて。〜プロへの挑戦〜
私は2020年3月10日からソフトボール世界No. 1の国であるアメリカのプロソフトボールチームに入団テストを受けに来ています。
身長は154㎝で体格は決して恵まれていません。
中学時代全国大会でベスト4、高校のインターハイで優勝、大学の関西リーグでは、防御率0で最優秀投手賞を受賞。
しかしながら、日の丸を背負って投げた試合は、日韓交流戦のたった一度だけ。
防御率はいいものの、決して三振をバンバン取れるピッチャーではなく、同年代の中でも目立ったピッチャーではありませんでした。
立命館大学に入学し、1回生の秋からほとんどの試合を任せてもらうようになり、エースとしてマウンドに立ち続けてきました。
しかし、過度な投球が原因で肩を負傷。
上野さんたちが戦っている日本ソフトボール界の頂点である「実業団」に挑戦するイメージはどんどん消えてきました。
ある日、夢の中でアメリカのプロリーグにスカウトされました。
夢を見たことがきっかけで海外でソフトボールを続けることを決意。
2017年11月からオーストラリアのブリスベンに1年半ソフトボール留学し、QLD州(ソフトボールが最も盛ん地域)U23の代表に選ばれました。
オーストラリアで、自分のピッチングが通用したことが
自信になり、ソフトボール世界No.1のアメリカで、プロを目指すことを決めました。
人間、諦めなければ必ず夢は叶うと信じてここまで取り組んできました。
アメリカのプロになる事は、決して簡単なことではありません。
しかし、どうしてもこの夢を叶えて日本人初のプロソフトボール選手になりたいのです。
そして、日本から私以降にアメリカでプロになる選手を増やし、日本の競技力向上を図ります。
私のファンクラブにて、今後の展望をお伝えしておりますので、是非ご覧ください。
このファンクラブは、みなさんと一緒に夢を追いかけるためのコミュニティです。
ぜひご入会いただき、一緒に夢を追いかけてみませんか? ファンクラブはこちらから
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