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ピッチャーが試合で緊張しない方法。

ピッチャーが試合で緊張しない方法。

 

野球をしてる方、ソフトボールをしている方、そして一番大事なポジションとして試合を戦っている方。大事な試合になればなるほど、試合で緊張することよくありますよね?

16年間ソフトボールを現役で続けている私でも緊張するときはありますし、今も試合中に全く緊張せずに投げれるかと言われればそうではありません。

しかし、緊張してしまった時の対処法を知っています。
この対処法を知っていれば、ピッチャーをはじめとしたメインポジションの人が緊張をうまくコントロールし、勝ちに近づくことができます。

今回はピッチャーが緊張せずに試合を戦える方法を解説していきたいと思います!

練習中にできること

今からでもできる緊張対策は、練習で試合の練習をすることですよね。
誰でもできる方法なので、ぜひ試してみてください。

イメージトレーニングを増やす

外的要因が一切関係なくできる方法は、イメージトレーニングです。
キャッチャーを座らせて、ある程度肩が温まったら一球一球のシチュエーションを考えながら投げます。

例えば、「ノーアウト一塁2番バッター。バントがあるシチュエーション」と設定したらライズがある人はライズボールでファールを取りに行ったり、インコースでファールにさせたりなどいろんな方法が考えられます。

また、一番プレッシャーに弱いなと自分で感じる人は、「ツーアウト満塁、フルカウント(ツーストライクスリーボールのカウント)」で最後の一球甘く入ってもだめ、ボール球でも点が入ってしまう究極にプレッシャーがかかる場面を想定するといいです。

もっとプレッシャーをかけたければ、点数や全国大会で投げていることを想定するのも一つの方法ですね!

この練習は最悪キャッチャーがいなくても、ネットに向かって、壁当てでできますし、投げすぎてしまった日はタオルを持ってシャドーイングでカバーするのもオッケーです。

とにかく想像を膨らませて行うことが重要です。

バッターに立ってもらう

この方法は、バッターの時間を自動的に奪ってしまうので少しやりずらい部分もあるかもしれませんがあなたがエースなら、ベンチ入りしているなら是非立ってもらってください。

正直、バッターに立ってもらっているときのインコースとイメージで投げるインコースは全く違います。
ましてや、同じチームのバッターに立ってもらうということは「怪我をさせてはいけない」「当ててはいけない」というプレッシャーもありますよね。

そのプレッシャーこそが、試合でインコースを投げれるためにもかなりいい働きをしてくれます。
どの角度で投げたら、バッターに当たらないのかも考えることができますしスレスレに投げるときの投げ方もどんどん学ぶことができます。

そうした練習を積み重ねることで、よりプレッシャーにも強くなり大事な場面でグイグイとインコースを攻めることができるようになります。

実践練習の回数を増やす

バッターに立ってもらう練習は、かなり効果的である反面どこかで「打たれない」という状態で投げてしまいますよね。
その状況で投げ続けるのは良くないので、一番効果的なのは試合に近い実践練習だと思います。

どういったことをするかというと、この練習自体は至ってシンプルで実際に全守備をつけてバッターが交代で打席に入ったり守りについたりします。

この練習は最低10人は必要になりますが、一番試合に近い練習になるので是非取り入れて欲しいと思います。

この時に意識することは、イメージトレーニングで行なったことをと同じです。
ただ、目の前にバッターが立っていてそこに向かって投げるだけではなく、どうやったらこのバッターを倒せるのか、どのカウントで勝負したいかなど、試合では考えないくらいのところまで念入りに考えながら投げます。

ちなみに私はこういう練習をしていたせいで、試合本番より練習試合やこういった実践練習が一番緊張しています。
なぜなら、本番で投げられるか否かも監督コーチに見られていますし、試合はもう楽しむものだと割り切っていたからです。

楽しむ試合のために、今どうしたらその本番で投げれるのか?ということを常に頭の中でイメージして投げていました。
皆さんも、試合は練習の成果を出すだけのことだと割り切って練習でわざと緊張するような練習をしてみてはいかがでしょうか?

試合中にできること

ここまで試合前にできることを話してきました。
しかしながら、いざ試合に入るとなると結局緊張してしまう。この試合で負けたらどうしようと考えてしまう…。そんなこともあると思います。

ここではそうなってしまったときに自分を助けてくれるポイントを押さえていきたいと思います。

ルーティーンをつくる

一番自分の味方になってくれるのは、何と言っても自分自身です。
その自分の気持ちを守ってあげるもの。それはルーティンです。

聞いたことがある方も多いと思いますが、ルーティーンというのは決まったことを決まったときにすることです。

具体的に私が大学時代行なっていたことを挙げると

・髪の毛のゴムを濃いピンクにする(ピンクが好きだからモチベーションが上がる)
・調子がいい時はボール遊びをする(周りからも余裕があるように見える)
・空気を変えたい時は、靴紐を結び直すと変わる(と信じる)

などなど、他にもたくさんありますが自分の調子がいいときにしているなーということやピンチのときにやってみると流れを変えられるという自分なりのピンチの乗り切り方を作っていました。

そうすることで、その方法で本当に空気が変わるための方法じゃなかったとしても自分自身の気持ちはリセットされますよね?

そして、この方法がうまくいったことがあれば次も「きっとこれをすれば大丈夫」と根拠のない自信が生まれます。
これを何度も繰り返していくうちに、自分だけのルーティーンになったりピッチングに対しての自信にも繋がります。

初めは何でもいいので、(もちろん私のルーティーンを真似しても構いません)一度試合の中でやってみてくださいね。

キャッチャーだけにフォーカスする

よく考えてみてください。

後ろには七人の仲間、バッターのすぐ後ろには自分が一番信頼している仲間がいるわけです。
どう考えてもバッターの方が不利じゃないですか?

って思うと、別にバッターのことをわざわざ気にして投げる必要って本当はなかったりします。

私が大学一回生の時に大好きなキャッチャーの先輩がいました。
その先輩と一回でも一球でも多く投げたくて、バッテリーを組みたくていつも試合中に「バッター邪魔だなー。先輩とピッチングしたいのに。」くらいの気持ちで投げていました。(結構ガチで)

先輩のことが大好きで、その人と一緒にソフトするのが楽しくてむしろ本来戦っているバッターを邪魔と思ってしまうレベル…笑
それくらいキャッチャーとのキャッチボールにフォーカスしていました。

そのときは、かなり調子が良かったですしマウンドに立ってから調子が狂ってしまう人はバッターのことを気にしすぎている可能性がありますね。

当ててもいんです。
とにかく投げてみる。キャッチャーに集中する。これだけでかなり気持ちが楽になりますよ。

 

試合後次の試合に生かすためにすること

最後に試合の後に次の試合に生かすための復習についてお話ししようと思います。

うまくいった時、うまくいかなかった時の心境を照らし合わせる

まずはピッチングがうまくいった時に自分が考えていたことや、癖などを思い出してみましょう。
打たれる時の店舗は打たれないときと比べて比較的速くなっていることが多いです。
焦ってしまったときの仕草を確認できると、次の試合で「あ、また焦ってるな」と認識することができて試合中に修正することができますよね。

また、うまく投げれたているときの状態を確認していると「今私がこのテンポで投げれている」と試合中も冷静に自分を見れることができます。

 

負けた日は試合が終わってから修正してからその日を終える。

ピーク・エンドの法則をご存知でしょうか?

ピーク・エンドの法則とは自身の経験の中でピークの時どうだったかと終わる時がどうだったかだけで判断するという法則です。

もし試合自体がいいイメージで終わったなら、その日は練習する必要はありません。

しかし、試合に負けてしまった日、打たれて変えられたままというのは悪いイメージでその人が終わってしまいます。
ピークは自分で決められなくても、その日の最後のピッチングは自分で決めることができますよね。

調子が悪かった日やうまくできなかった日は、ブルペンで10〜20球だけでもいいのでいいボールを投げていいイメージで終わるようにしましょう。

 

いかがでしたか?
ピッチングがうまくいかないことって、誰にでもあるし緊張することも誰にでもあります。
要はその時にどうすればその緊張をうまく使えるのか、そして緊張を自分でコントロールできるかです。

今回私が書いたことを信じてやれば、必ず緊張しないようなメンタルになってくるので是非試してみてくださいね!

はるか

 

東京オリンピックへ向けて。〜プロへの挑戦〜


私は2020年3月10日からソフトボール世界No. 1の国であるアメリカのプロソフトボールチームに入団テストを受けに来ています。

身長は154㎝で体格は決して恵まれていません。


中学時代全国大会でベスト4、高校のインターハイで優勝、大学の関西リーグでは、防御率0で最優秀投手賞を受賞。

しかしながら、日の丸を背負って投げた試合は、日韓交流戦のたった一度だけ。

防御率はいいものの、決して三振をバンバン取れるピッチャーではなく、同年代の中でも目立ったピッチャーではありませんでした。
 
立命館大学に入学し、1回生の秋からほとんどの試合を任せてもらうようになり、エースとしてマウンドに立ち続けてきました。

しかし、過度な投球が原因で肩を負傷。

上野さんたちが戦っている日本ソフトボール界の頂点である「実業団」に挑戦するイメージはどんどん消えてきました。

ある日、夢の中でアメリカのプロリーグにスカウトされました。

夢を見たことがきっかけで海外でソフトボールを続けることを決意。

2017年11月からオーストラリアのブリスベンに1年半ソフトボール留学し、QLD州(ソフトボールが最も盛ん地域)U23の代表に選ばれました。
 
オーストラリアで、自分のピッチングが通用したことが
自信になり、ソフトボール世界No.1のアメリカで、プロを目指すことを決めました。
 
人間、諦めなければ必ず夢は叶うと信じてここまで取り組んできました。

アメリカのプロになる事は、決して簡単なことではありません。

しかし、どうしてもこの夢を叶えて日本人初のプロソフトボール選手になりたいのです。

そして、日本から私以降にアメリカでプロになる選手を増やし、日本の競技力向上を図ります。

私のファンクラブにて、今後の展望をお伝えしておりますので、是非ご覧ください。

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