海外からソフトボール日本代表選手になるための唯一の作戦
- 2019.03.19
- softball

海外のローカルチームでソフトボールをしながら、東京オリンピック代表選手を目指すアスリートライターの本庄遥(@number_1h)です。→アスリートライターとは?
ソフトボールをしている人の中で一度は憧れがあるだろう「東京オリンピック」という舞台。
17年間ソフトボールを続けてきた私の中でも、非常に魅力的な大会でした。
しかし、どれだけ本気で「東京オリンピックに出たい」と思い込もうとしても、
しっくりしない自分がどこかにいました。
どうして私は、こんな素敵な大会に出たいと心の底から思えないのだろうと何度も頭を抱えました。
その結果、本気で目指したいという気持ちの裏腹には様々な不安要素、別の目標、
今までの経験で感じたことが邪魔をしていたことに気がつきました。
そこで、自分に目標に気がつきました。
海外で活躍して日本代表になりたい。と。
今回は、その目標に到達した理由、そして目標を達成するための必要事項を徹底的に洗い出しました。
是非最後まで読んでください。
東京オリンピックに対してリアリティがない理由
金銭的な不安
正直あまり言いたくないのですが、私の心を襲っているのは間違いなく金銭的な不安です。
この金銭的な不安とソフトボールの関係は、圧倒的な練習へ時間を割ける時間の違いです。
私は今のライター業も好きでやっていますし、その他の仕事も好きでやっています。
しかし、生活のためにお金を稼ぎながらソフトボールをしなければいけない、
ましてや実業団の方のように固定給がもらえるわけではない…。
海外の慣れない環境で働きながらソフトボールをしなければいけないとなると、
練習時間に割く時間が限られてしまいます。
本当は練習したいけど、仕事で疲れてしまって思ったようにできなかった…。
もっと練習したいのにお金がかかるからもっと働かなきゃいけない…。
練習したい気持ちとは裏腹に、
自分の生活のためのことを考えると思うように練習ができませんでした。
練習量が足りていない=パフォーマンスが上がらない
当たり前ですが、練習量が足りていないとなるともちろんパフォーマンスもしれています。
一流の選手になるにはそれなりの環境は必ず必要になります。
「環境が悪くても頑張っている人だっている!」
という意見もあるかと思いますが、よく考えてみてください。
発展途上国で生まれた選手がいい良い子が、家族のためにお金を稼ぎながらサッカー選手を目指すのと、
ヨーロッパの裕福な家庭に生まれて毎日練習ばかりに時間を割ける子どちらの方が上手くなるでしょうか?
これは極端すぎる例かもしれませんが、毎日の積み重ねで上手くなるのがスポーツなので、
後者の方が上手くなる確率、伸びる環境にあるのは間違い無いでしょう。
海外でソフトボールをしていることをアピールできる機会がなかった
これは、私の動き方にも問題がありますがそもそも
「本庄遥がオーストラリアでソフトボールをしていてQLD州U23に選ばれた」
という事実を日本代表関係者の誰も知りません。
結果を出したからといって、メディアに取り上げてもらえるわけでもありませんし、
もっとアピールする場を自ら作りに行かなくてはならないと改めて感じました。
日本代表になるために必要な条件
上記のことから、直近で開催される
「東京オリンピック」に対して全くリアリティがありませんでした。
現在22歳で年齢的にもバッチリですし、自分が生まれた日本で戦える大チャンスなことは重々わかっていますが、
今の環境、パフォーマンスでは非常に厳しいと一番わかっているのは本人の私です。
この反省を踏まえ、今回私は日本代表になるための作戦を立てました。
経済的な自立
まずは、競技に集中できる環境を整えることが大切だと考えました。
そのためには、まず経済的な自立が絶対条件です。
今での不安要素である「金銭的な不安」を取り除くことが大前提です。
この要素を取り除くためには、まずビジネスとして成功する、
ファンの方からクラウドファンディングで支援していただく、
スポンサーと契約するなど様々な方面から金銭面での不安を取り除きます。
それができると、
競技に集中できる時間が圧倒的に増えてパフォーマンスが上がると考えました。
圧倒的な経験と練習量
経済的に自立できると、まず練習量が確保できます。
練習量を確保した段階で、
パフォーマンスを上げるための練習をこなし続けます。
また、他の日本で戦っている実業団の方とは差別化が必要です。
そうなったときに、圧倒的な場数、つまりトップリーグでたくさんの外国人選手と戦い、
誰よりも海外での経験値をあげます。
そうすることで、
日本リーグの選手にはいない唯一無二の存在になれます。
突き抜けた個性、技術
そこで経験や練習量をこなすことができれば、突き抜けた個性、技術を身につけることができます。
具体的な目標は
154㎝の左ピッチャーが100キロのボールを投げることに挑戦することです。
サウスポーのモニカ・アボット選手でMAX約110キロ。
身長が低くて、左ピッチャーだと球速が出にくいと言われていますが、そんなことは関係ありません。
常識を覆します。
この目標を達成し
「海外での圧倒的な場数、低身長の左ピッチャー、100キロ越え」
この3点の目に見える数字化をしてアピールします。
日本代表の監督さんに見てもらう機会
ここまでくれば、あとは
日本代表の監督さん(現在は宇津木麗華監督)に直接見てもらうだけです。
自分の実力を見てもらい、個性を認められなければゲームセット。
逆にここまでやって日本代表になれなければ私の中でも諦めがつく、というところまでやり切ります。
最後に
私がこの目標に辿り着いたのは、オーストラリアで大会で結果を出したときに
全く日本のメディアに取り上げられなかったことです。
身近な人たちはすごいね!と言ってくれるけど、
トップレベルでソフトボールをやっている人たちには届かないことは悔しさ極まりありません。
冒頭にお伝えした「金銭的な不安」があることで、
正直ソフトボールに120%注力できていると言い切れません。
なので、まずはソフトボールに注力できる環境をつくり、
そこから日本代表を目指したいと思います。
そこに到達するには皆さんのご協力が必要です。
単純計算ではありますが、海外に行くことも考えて
ひと月20万円あれば遠征費なども基本的には賄えます。
そのためには、月々500円〜支援していただけるクラウドファンディング に
400名の方が登録していただくことができれば達成できます。
よりたくさんの人の夢を背負い、海外で新しい道をつくりたいと思います。
私の夢に賛同して頂ける方は、ご支援よろしくお願いいたします。
https://farm-sportsfunding.com/projects/view/75
また、企業様や個人スポンサーとしてそれ以上の金額をご支援して頂ける場合、
こちらのお問い合わせフォームからご連絡いただき、お話しできればと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。
東京オリンピックへ向けて。〜プロへの挑戦〜
私は2020年3月10日からソフトボール世界No. 1の国であるアメリカのプロソフトボールチームに入団テストを受けに来ています。
身長は154㎝で体格は決して恵まれていません。
中学時代全国大会でベスト4、高校のインターハイで優勝、大学の関西リーグでは、防御率0で最優秀投手賞を受賞。
しかしながら、日の丸を背負って投げた試合は、日韓交流戦のたった一度だけ。
防御率はいいものの、決して三振をバンバン取れるピッチャーではなく、同年代の中でも目立ったピッチャーではありませんでした。
立命館大学に入学し、1回生の秋からほとんどの試合を任せてもらうようになり、エースとしてマウンドに立ち続けてきました。
しかし、過度な投球が原因で肩を負傷。
上野さんたちが戦っている日本ソフトボール界の頂点である「実業団」に挑戦するイメージはどんどん消えてきました。
ある日、夢の中でアメリカのプロリーグにスカウトされました。
夢を見たことがきっかけで海外でソフトボールを続けることを決意。
2017年11月からオーストラリアのブリスベンに1年半ソフトボール留学し、QLD州(ソフトボールが最も盛ん地域)U23の代表に選ばれました。
オーストラリアで、自分のピッチングが通用したことが
自信になり、ソフトボール世界No.1のアメリカで、プロを目指すことを決めました。
人間、諦めなければ必ず夢は叶うと信じてここまで取り組んできました。
アメリカのプロになる事は、決して簡単なことではありません。
しかし、どうしてもこの夢を叶えて日本人初のプロソフトボール選手になりたいのです。
そして、日本から私以降にアメリカでプロになる選手を増やし、日本の競技力向上を図ります。
私のファンクラブにて、今後の展望をお伝えしておりますので、是非ご覧ください。
このファンクラブは、みなさんと一緒に夢を追いかけるためのコミュニティです。
ぜひご入会いただき、一緒に夢を追いかけてみませんか? ファンクラブはこちらから
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