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上野投手が完投した日本とローテーションで回したアメリカの双方のメリットとデメリット。

上野投手が完投した日本とローテーションで回したアメリカの双方のメリットとデメリット。

 

先日世界選手権が行われましたね。

 

予選から上野投手と藤田投手のみで戦い抜いてきた日本は最終日、マウンドに上がったのは上野投手だけ。

アメリカはというと、アボット投手を主軸に5人のピッチャーが投げています。

詳しい試合結果はこちら

 

北京オリンピックのときに完投して金メダルを獲得した上野投手率いる日本と、今回の世界選手権で優勝した若手を育てつつローテーションでピッチャーを回して投げていくアメリカの戦略には双方のメリットとデメリットがあると思います。

今回は、ソフトボール歴16年間、東京オリンピック逆輸入を目指している私が完投とローテーションの双方の善し悪しをピッチャー目線から徹底解説します!

完投のメリット

自分が勝利を勝ち取りに行ける

野球と同様、ソフトボールも勝敗の7割〜8割はピッチャーと言われています。
自分しかいない!と分かっているのであれば、自分が投げて勝ちに行くんだという強い気持ちを持って戦えますよね。
勝利=自分の手柄といっても過言ではありません。
そういった面では目立ちたがり屋な人にとってはかなりメリットと言えると思います。

野手が守りやすい

ここで野手側の気持ちを考えてみましょう。
日本の守備は世界一と言われている程、レベルが高いです。
その主な要因としては、「ポジション取りがいい」というのはかなり大きな割合を占めています。

一人のピッチャーだけが投げ続ける場合、その一人のポジション取りさえ感覚を掴んでいれば、リズムも取りやすいですし守りやすいですよね。
これも完投のメリットです。

流れが変わりにくい

監督、コーチの中ではエースから控えの投手に変えたいけど代え難いという理由の最大の理由は「流れが変わってしまうのが怖い」ことではないでしょうか?
ローテーションのデメリットでも書いていますが、ソフトの試合自体7回でその中で流れが大きく変わるのはだいたい1回か2回程度が一般的です。

少しエースが調子が悪くなったからといって、簡単に下げてしまうとそのあとのピッチャーが余計に炎上させてしまう…なんてこともありますよね。

完投することがはじめから決まっていて、投げるということはピッチャーのせいによって流れが変わる心配はあまりありません。
更に、ピッチャー自身も代わりがいないことがわかっていれば自分自身でどうやったらこのピンチを乗り越えられるのかを考えて投げるので、悪い流れの食い止めかたもだんだんとわかってきます。
この積み重ねで流れを相手に渡さない試合が増えてくるので、完投の方が流れは変わり難いと言えるでしょう。

完投のデメリット

「完投」と聞くと一見一人で投げきってかっこいいようにも感じますが、実は見ている側以上にデメリットも多いことをご存知でしょうか?

ここでは外的要因だけでなく、メンタル面も解説していきたいと思います。

体力に限界がある

夏のシーズンに繰り広げられる、全国大会、インターハイ、インカレ、全日本総合などなど…。

これらの試合を乗り越えてきた方は一度は実感したことのある「体力の限界」。
真夏の35度を超える大会で二試合連続完投経験、オーストラリアで三日連続三試合を体験した私の経験から言わせてもらうと、ぶっちゃけこれ以上体力が持たない…と限界を感じた経験があります。

この体力というのも大きく三つあり、「からだの体力」「握力」「精神的な体力」に分かれています。

まずはからだの体力から。
この体力は、マラソンなどを走ったときにこれ以上無理だ…となる体力的な体力です。

握力の体力に関しては、革ボール(黄色の硬式ボール)になってから感じました。
全然体力は平気なのに、なぜかボールが思うように投げられない。そんな感覚です。
この体力は、投げているうちにある程度のところまではついてきますが、やはり連投、多投したときにはどうしても限界がありますね。

三つ目の精神的な体力というのは、「集中力」です。
炎天下の中なら尚更集中力が続かないことも多く、ふと気を抜いた瞬間のたった一球で負けることだってあります。
これはその他二つの体力とも繋がっていて、他の体力がなくなると集中力も奪われます。

これら三つの体力にはそれぞれ限界があり、もしどれか一つでも限界に達するとパフォーマンスがかなり落ちます。
できるだけ監督コーチが悟ってあげる必要もあると思います。

ピンチになったときに対策がない

大黒柱一本のチームの最大の欠点はこれだと思います。

他にエースと同じくらいとは言えなくてもそこそこ投げれる人がいればカバーできる話ですが、大黒柱一本の場合逃げ場がありません。
試合中にエースが何かしらの理由でピンチになったときにどうしても勝ちに届かなくなってしまします。

この間の世界選手権がまさにそうでしたね。
上野投手は本当にレジェンドですし、世界一のピッチャーといっても過言ではないでしょう。

しかし、彼女にも限界はあります。人間ですから。
そこで、次に監督が信頼して投げれる投手が一人でもいれば最終回3失点することはなかったかもしれませんね。

エースに対しての責任が重い

一人で投げなければならないパターンとそうでないパターンを比べたときに、どうしてもエースに対しての負担、責任が重くなってしまいます。
「この人が投げて負けるなら仕方がない」といってエースのみに任せるチームは多いですが(私も経験したことがあるので気持ちがわかります)かなりの責任がのしかかります。

ましてや国を背負って投げるとなると…想像ができますよね。

逆手に取れば、誰かもう一人だけでもワンポイントで投げれるピッチャーがいればかなり責任は減ると思います。

ローテーションのメリット

アボット率いるアメリカの戦略「ローテーション」のメリット。
最近では、プロ野球も完投よりもローテーションで投げさせるチームが多くなってきていますよね。

それらも参考にピッチャー陣として戦うメリットを書いていたいと思います。

一人当たりの負担が少ない(体力面&メンタル面)

1番のメリットがこの部分ではないでしょうか?

まず、ピッチャーというポジションはそもそも負担がかかるポジションですよね。
そのピッチャーの負担を分散することができます。

もし仮にエースのコンディションが当日悪くても次投げれる人がいるのであれば、次のピッチャーに任せられます。

真夏の大会になるのであれば、みんなに体力を分散しながら行えますしかなりピッチャーとしても気持ちが楽に投げれますね。

更に、エースの立場からすると「チームを引っ張らなければならない」という責任が「私が最悪投げれなくても次がいるから思い切って投げよう」と腕を振ることが出来ますよね。

相手が予想・対策しにくい

私が中学生の時、右ピッチャーでライズ系、左ピッチャーのドロップ系の二枚看板と言われていました。

当時は特別何も考えていませんでしたが、最近地元の親御さんとお会いしたときや当時他チームの顧問をされていた方には戦いづらかった、どっちが来るかわからなかったなどと言われました。

それが世界大会となるともっと戦略が立てにくいでしょう。

特にアメリカは左ピッチャーも豊富で、余計に戦略が立てにくいですし世界選手権の決勝では5人の投げています。
そうなったときには、戦略としてはかなり優位立てますよね。

作戦が増える

ローテーションで回すことで、誰がはじめに投げるか、次は誰か、そして最後は先発がリエントリー(先発で出場していた人が再出場すること)で選手が戻ってくるのか…などかなり戦略を立てられると思います。

更に、相手チームのことを戦略していればライズが苦手な人のところでワンポイントで投げさせたり(実際にアメリカのピッチャーでワンポイントで投げたピッチャーがいます。)先発が得意な選手は先発投手で、抑えが得意な選手は抑えでなど多くのピッチャーの持ち味を引っ張り出して戦うことが出来ます。

ローテーションのデメリット

ローテーションのメリットもかなりありますが、ここでローテーションでのデメリットも書いていこうと思います。

流れが変わりやすい

ピッチャーが投げて始まるソフトボールでは、やはり投げるボール、人が変わると少なからず流れやリズムが変わります。

ピッチャーによっては野手から投げにくいと言われる程、テンポが変わったピッチャーや、この人が投げてる時はどこにボールが飛んでくるかわかるということも多いです。

それくらい、ピッチャーは試合にとって大切なポジションですよね。

そのピッチャーが変わるとなると、何かしらの変化が起こります。
もちろんピンチをしのぐためのメリットもありますが、返って大炎上…なんてこともありますよね。

うまく使い分けないと怖いのが、ローテーションです。

慣れていないと入り方が難しい

完全にピッチャー目線でのアルアルなのですが、監督、コーチによって「ピッチャーを変えるタイミング」というのはかなり違ってきます。

試合の流れ的に「あ、今だ」と思える監督はわかりやすいのですが、慣れるまでは正直時間もかかります。

特に大黒柱として中学、高校を投げてきた人がいきなり大学や実業団で投げるとなるとこのタイミングに戸惑ってしまい、準備不足で打たれたり、逆に試合中ずっと投げ込みすぎて試合本番でバテてしまったり、そういう失敗談も良くあります。

日頃から、どのタイミングで自分が投げるのかを把握するためにも監督コーチとのコミュニケーションは欠かせませんね。

 

いかがでしたか?

私は完投も、ローテーションも両方経験してきて、世界大会でもたくさん見てきて、正直どちらが良いとは言い切れません。

しかし、本当に競った時に強いのはローテーションではないのか?と思います。

東京オリンピックまで後2年。

私自身も上野さんが主軸で戦う日本代表の支えになれるように来年の4月からアメリカ、カナダで修行&研究してきます。

東京オリンピック逆輸入を目指して頑張りたいと思いますので、これからも応援よろしくお願いします!

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東京オリンピックへ向けて。〜プロへの挑戦〜


私は今年の10月に、
ソフトボール世界No. 1の国である
アメリカのプロソフトボールチームに
入団テストを受けに行きます。

身長は154㎝で体格は決して恵まれていません。


中学時代全国大会でベスト4、
高校のインターハイで優勝、
大学の関西リーグでは
防御率0で最優秀投手賞を受賞。

しかしながら、
日の丸を背負って投げた試合は、
日韓交流戦のたった一度だけ。

結果は出ているものの
決して三振をバンバン取れるピッチャーではなく、
同年代の中でも
目立ったピッチャーではありませんでした。
 
立命館大学に入学し、
1回生の秋から
ほとんどの試合を任せてもらうようになり、
エースとしてマウンドに立ち続けてきました。

しかし、投げすぎが原因で肩を負傷。

上野さんたちが戦っている
日本ソフトボール界の頂点である
「実業団」に挑戦するイメージは
どんどん消えてきました。

ある日、「アメリカのプロリーグにスカウトされる」
夢を見たことがきっかけで
海外でソフトボールを続けることを決意。

2017年11月から
オーストラリアのブリスベンに
1年半ソフトボール留学し、
QLD州(ソフトボールが最も盛ん地域)U23の代表
に選ばれました。
 
オーストラリアで
自分のピッチングが通用したことが
自信になり、
ソフトボール世界No.1のアメリカで
プロを目指すことを決めました。
 
人間、
諦めなければ必ず夢は叶うと信じて
ここまで取り組んできました。

アメリカのプロになる事は、
決して簡単なことではありません。

しかし、どうしてもこの夢を叶えて
日本人初のプロソフトボール選手に
なりたいのです。

そして、日本から私以降に
アメリカでプロになる選手を増やし、
日本の競技力向上を図ります。

私のファンクラブにて、
今後の展望をお伝えしておりますので、
是非ご覧ください。

このファンクラブでは、みなさんと一緒に夢を追いかけるためのコミュニティです。

ぜひご入会いただき、一緒に頑張りませんか?
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